2019年12月22日
ズバリ!売れるハンドメイド商品とは?

「どんな物が売れますか?」
公式LINEに、こんな質問が届いたので、今日はこのテーマです。
ハンドメイドでどんな商品を作ったらいいか教えて欲しいという質問ですが、ぶっちゃけ「は」が「ゎ」になっていたり、質問のマナーがいかがなものかとか、突っ込みどころはありますが、それはちょっと置いておいてくださいね。
皆さんがこの質問をされたら、どのような回答をしますか?
ちょっと考えてみてください。
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はい、いかがでしょうか。
もし、メンタルメイキングができていたら、この質問は思考が間違った方向へ行ってしまっていることに気づくかもしれません。
どういうことか、解説していきますね。
ビジネスの原理原則を理解しているか
まず、ハンドメイドに限らずビジネスは「どんな物が売れる」ではなく、「どんな物が、お客様に価値があると思ってもらえるか」という視点で、商品やサービスを開発していくのが基本中の基本です。
「どんな物が売れる」というのは、自分の欲を満たすための思考ですから、ビジネスとは言えませんよね。
ビジネスとは、己の欲を満たすものではなく、誰かの課題を解決してあげることです。
例えば、iPhoneは…
iPhoneを例に挙げてみると、iPhoneは売れるから作られたものでしょうか。
答えは、NOですよね。
iPhoneという商品によって、ライフスタイルに革命が起こり、人々の生活がより豊かになるという価値を提供するために作られ、販売されているわけです。
そして、その価値提供の対価として報酬をいただいている。
これが売上となるわけです。
つまり、「売れる」は後からついてくるものということ。
売れている人は、みんなそう
iPhoneを作っているような大手企業はもちろん、ハンドメイドの世界でも売れている人の商品は、客視点で作られているんです。
売れるから作ったんじゃなくて、お客様に正しく価値が届いているから売れている。
もし、時間があるなら売れている作家さんの商品を、この視点で分析してみましょ。
たくさん気づくことがあるはずです。
思考を正して、商品開発と向き合う
この質問者様は、恐らく「ネックレスがいいと思います」とか「ピアスがいいと思います」という答えが返ってくると期待をして、質問をされたんだと思うのですが、そもそも思考が間違っていたねという感じです。
間違っていることを質問してしまったのは悪いことではなく、正しく修正できるチャンスを作ったと言えるので、勇気ある質問者様だと私は思うわけです。
話がちょっとズレますが、こういう切り口の考え方もあります。
資本力のある大手企業ですら、売れない商品を多発していることはご存知でしょうか。
テレビドラマだってそうですよね。ドラマの視聴率を売れた、売れないの指標とするなら、売れなかったドラマがどれだけあることか…。
こういう切り口で見ると、売れる商品を作ることがどれだけ難しいことかもわかるかと思います。たくさんの試行錯誤を積み重ねて、売れる商品が分かってくるとも言えるのではないでしょうか。
ズバリ、売れる商品とは?
以上のことから、考えると…
お客様に価値があると思ってもらえる商品が、ズバリ売れる商品と言えるでしょう。
それが何なの?というのは、どんなビジョンを持ってお客様と向き合い、持ちうる技術と知識で商品を作り上げていく自分しか分からないものです。
ぶっちゃけ、第三者が分かるなんて、あり得ない話かと。
なので、それに答えられるのは、あなたのビジネスと一緒に向き合って考えてくれる先生やコンサルタント、コーチングくらいです。
販売をする以上、誰だって売れる物を作りたいのは当然です。
しかし、「売れる物は何?」という思考を一番にしてしまっては、ビジネスの原理原則からズレていきますから、最終的にうまくいかなくなります。
ハンドメイド活動をうまくできるようにしたいと思う方は、この考え方をしっかり押さえておいてくださいね。
ちなみに…
質問はウェルカムです。(ただし、延々と続くようなら有料相談とさせてもらいますのであしからず)
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